毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

元夫と子供との面会

私は離婚前から当日まで風俗店で働いていた。

 

離婚届を書く際に夫に詰め寄った時も

「お前まだ風俗辞めてないやろ」とも言われました。まぁ開き直りましたけど。

売女て言われましたけどwww

 

それはそれは汚いものを見るような目で見られました。

忘れません、あのヒルみたいな目。

 

ちょうど離婚直前、娘の同級生家族とBBQをしようという誘いをいただいておりました。

 

離婚したのに夫婦でもないのに4人で参加するのも嫌だし、離婚してるし、そういう家族でみんなでBBQ♡とかそもそも好きじゃなかったし。

 

でも、子供達はすごく楽しみにしていたので。

離婚後、その日は夫に子供達をBBQに連れて行ってもらう事に。

 

とにかく、他人の前で「いいパパぶる」のは天下一品こってりでしたからね。

そういう、よその家族と楽しく屋外BBQ!とか好きなノリの人でしたからね…。

 

思い起こせば、やれ会社の人達とBBQだ、海に行くぞBBQだ、BBQやろう、なんなんだあのBBQ魂。

BBQに罪はないけど、元夫のおかげで「外で食べる肉って安もんでもなんでこんなに美味しいんだろねー!」なんて思えなくなった。

 

上げ膳据え膳で店で焼肉食った方が楽だし美味いし、トイレもあるし。

 

で、なんの話だ。

 

子供達をBBQに連れて行ってもらい、私は1人様タイム…を過ごす余裕などない!

またとないチャンスの日曜出勤!

私は迷わず、風俗店に働きに出ました。

 

夕方で仕事を上がり、BBQから帰ってきた子供達と夫と待ち合わせし。

 

「ひとまず、しばらく顔合わすこともないやろうし、このまま夕飯でも行くか」

 

と、私は言った。

 

 

私はもう誰に気を使うこともなく、風俗店で働くことができる環境だった。

もう離婚したのだから、化粧を落として普段着で会う必要もない。

 

私は仕事の服のまま、フルメイクでその夕食会に臨んだ。

 

 

またもここで、汚いものでも見るようなヒルのような目。

あ、ヒルって悪役のヒル違いますよ。

血吸うヤツおりますやん?アレね、アレ。

虫言うん?なん言うん?

ナメクジでもええわ。

※ナメクジやヒルに罪はない。

 

 

子供達は無邪気に笑いながら、BBQでの楽しかった事を報告してくれる。

 

メニューを見る娘たちに

「なんでも好きなもの頼みなさい」

と言った。

 

言ってやった。

 

 

元夫はとにかくケチでケチでドケチで。

外食する際でも本当にケチくさいのが見え見えな人で。

値段の安いもの安いものを選ぶ人で。

せっかく外食しているのに雰囲気ぶち壊すのが本当得意技の人でね。

 

あまりのケチっぷりに、長女なんてこの頃は数字も読めるようになっていましたから、メニュー見ながら「高いものは注文してはならない」という暗黙の了解ルールが染み付いてしまっていたのですよ。

 

この日も言うならば

「最後の晩餐」ですよ。

もうしばらく我が子と一緒に過ごせる時間もなくなる…て思ったら、少しはマシなところに食事に行こうとか言いません?

 

なのに「サイゼリ◯」

 

ほんま、こいつどこまでケチやねん。

 

 

「今日はママ、お仕事めっちゃ頑張ったの!」

 

「お客さんもたくさん来てくれたから、遠慮なく食べなさい!」

 

と、カマシ一発。

 

子供達は嬉しそうにメニューを見た。

 

ピザは?スパゲティは?

ジュースも飲もうか!

デザートも食べていいんやで!

 

と、カマシ二発目。

 

元夫にも「どうぞ?子供達を1日お願いしたお礼にご馳走しますから遠慮なくどうぞ?」

 

と、カマシ三発目。

 

普段は酒を飲む元夫が酒を注文せず、食べ物だけを注文したので。

 

「ん?ビールでも飲めば?」

と、ビールを勝手に注文した。

 

「今日は私がご馳走するから、ね?

遠慮せず飲んで!食べて!

サイゼリ◯だけどwwww」

 

そして、出てきたビールを飲んだ夫に。

 

「ねぇ美味しい?

私が身体張って稼いできたお金で飲むお酒、美味しい?

離婚直前のあなたが食べた食事も、私が身体張って稼いできたお金だったのよ。

 

売女の金で飲む酒。

 

ねぇ、美味しい?」

 

こんな事でしか元夫に当たらないのも情けない話しだと思われるかもしれないが、私にはたまらなく気持ちが良かった。

 

 

私はこの頃、自暴自棄だったのかよく酒を飲んだ。

 

ビールを飲みながら、子供達が美味しそうに食べる姿を眺めた。

 

私の視界に入ってくる元夫は、まさに他人。

 

子供達が嬉しそうに食べる姿がめちゃくちゃうまい肴になった。

 

子供達が「デザート食べていいの?」と父親をチラチラ見ながら聞いてきた。

 

ほれみろ!

子供達がこんな子になったんは、ケチ野郎のせいなんだよ!!

 

「なんーでも好きなもの頼みなさい。

今日ママ、めっちゃくちゃ稼いできたから!」

 

 

いつまでも風俗で働くわけにはいかない事はわかっていたが。

 

離婚して一番に思っていたのは、これ以上子供達にひもじい思いも、自分の気持ちを抑えたり、我慢させたくなかった。

 

時には我慢が必要だが、思っている事は私には正直に、上手に甘えられる子になって欲しかった。

 

 

食事を終えて、席を立つとき。

夫が伝票を取ろうとしたから、奪い取った。

 

 

月80万も稼ぐ人が、毎月20万しか入れず。

今まで外食するのに、結婚してからあんたが払った事がある?

生活費から出せよと言わんばかりにいつも会計は私だったよね?

 

何今更、払おうとしてんの?

ウケるんですけどwww

 

 

あの時の飯代払ってやった、いつも私に払わせたくせに、俺が払った!みたいな顔されるの本当胸糞。

 

 

「あんたは自分から1人につき3万の養育費を払うと言ったんだから、それだけちゃんとしてくれれば結構ですから、ね?」

 

と、念を押し。

 

目の前を通ったタクシーを止め、子供達とその場を去った。

 

 

ねぇ、元夫よ。

嫁はいいとして、我が子を3年も放ったらかしにし。

 

挙句、生活費を出し渋り。

自分の手元に残った金は何に使ってたの?

会社の近くの飲み屋の女に入れ込んでたって本当?

マジウケるんですけどwww

 

俺って結構もてる、とか言ってましたけど頭大丈夫?

 

私の名義で買った車だけど、ほとんどあなたが仕事で使っていた車。

返してくるのはまぁ当たり前だけど…

 

返す時は元に戻してから返そうね?

ゴミくらい捨てて返そうね?

 

運転席側のポケットから風俗店の会員証出てきた時は吹いたわwwww

 

人に売女!て罵っといて、あなたはその売女にお金払って相手してもらってたんですよね?

 

風俗嬢の私から言わせてもらいます。

 

もてる人は風俗店なんて利用しませんからねw

 

 

ちなみに、このBBQの日ですよ。

娘の同級生の親御さん達に、僕ら離婚したっていちいちほうれん草して。

 

しかも理由が

嫁が借金作って内緒で風俗で働いてたから。

 

 

ファーーーーwwwwww

 

 

そんな事言われてたの知らずにいた私。

その半年後くらいに、それが大きな噂になっている事を知った時はマジで殺したかったですね(*´ω`*)

 

でも、殺しても殺しきれないでしょう?

 

自分大好き人間は

針で殺してやっから♡待ってろよ♡

どうも、毒婦です。

毒婦です。

 

ブログ開設から10000PVも、たくさんの方に見にきていただいたこと感謝しています。

 

こんな事は非常に稀なケースなのだろうなぁ…と思います。

 

もう胸が詰まる思いでした。

泣きました。

 

そんな感想をいただき。

 

当の本人は、あれからもう何年か経っているので「笑い話」でもあり、ネタになりつつあります。

 

 

ブログの中でも言いましたが。

 

調停が終わったから。

離婚したから。

 

といって問題が解決するものではなく。

 

何かが解決しても、また新たに問題が出てくるものです。

 

恋人の別れもそうではありませんか?

 

別れたからといって、全て丸く解決した!

というのは稀で、後から失恋の渦に巻き込まれたり、ストーカー化するとか、金銭問題がとか。

 

私も元夫との事は、数年経った今でも

「全てが解決」したとは言えません。

 

未だ、借財は背負ったまま。

養育費は貰えなくなった。

他にも細々といろいろあります。

 

これからは番外編として、離婚後の話をおまけで書きますね。

 

お暇つぶし、もう少し続きそうです。

どうぞまた、お暇つぶしに遊びにいらしてください。

 

 

毒婦より

いよいよ離婚。

私はもう話す気にもならないし。

そもそもの始まりがそもそもだけに。

もう、どうにでもなれ、どうでもええわ…

という状態で。

 

帰ってきた夫に離婚届を出した。

 

なんやねんこれ。

 

と言われたが「書いてよ」と返した。

 

 

話し合おう、と言い出した。

何を話し合うのか?

養育費の話だけで十分だわ、と思った。

 

夫は、風俗を辞めていない事は知っている。

水商売も最近アフターだのと言ってなかなか帰ってこない。

泥酔して帰って来るなど説教垂れてきた。

 

うぜぇ。

 

そら、現実逃避もしたくなるやろ。

人の金で飲んでんねん、ほっとけや。

 

 

80万も稼ぐ男が、生活費たったの20万しか入れないとは?

この家の家賃はいくら?

車のローンはいくら?

あんたの使い放題のETC代は毎月いくら?

 

 

「80万!?誰からそんなん聞いたんや。

他人の言うこと信用するんか?」

 

 

もうええねん。

疲れたわ。

みなまで言わすか?

なぁ、あんた今私が思ってる事

知ってる事、全部言わせる気か?

 

私が言いたいのは子供の養育費だけや。

月なんぼ払うか決めて、公正証書巻こか。

 

そこで夫はブチギレた。

「養育費すら払うかどうかも信用されてへんのか!

お前は言うたよな!

俺の事は一生信用せぇへんて!」

 

あぁ言うたよ?

信用なんかするかいなwww

あんたどこまで嘘つきやねんな。

治らへんねんな、嘘つきて。

嘘つきは泥棒の始まりとはよく言うたもんやわ。

 

ようもここまで私をコケにして騙してくれやったな?

 

離婚じゃ離婚。

 

 

「ちょっと、待てよお前」

 

 

お前お前てお前がなんやねん!

お前にお前言われたないわ!

 

「なんじゃこの風俗嬢!売女!」

 

 

はい、売女いただきましたー!

頭の中で猪木ボンバイエと華麗なるゴングが鳴り響きましたよね。

 

ここまで落したん誰じゃ!

お? なーにがお前の分まで稼いで来るじゃ!

寝言は寝て言え!

 

 

「借金どうすんねん!?

離婚して借金どないすんねん。」

 

やかましわ!

こんくらいの借金、全部私が払ろたるわ!

車も私名義の私名義のローンや!

置いていけ!

私がみな払うわ!

 

「そんなんで子供育てていけるんか?」

 

ほなあんたが連れて行くか?

あんた、育てられんのか?

借財みな私が背負うから、あんた子供のこと頼むわ言うたらできんのか?

 

「いやそれは…」

 

こんな状況でも、私は子供に

すまんなぁ、今日は白飯とふりかけだけやけど我慢してな〜言うても「ママええねんで!ご飯とふりかけ神やん!」て言わせる自信あるし。

それでもママについていくて言わせる自信あるしな。

 

お前には無理やろ?

 

夫は私に口汚く「お前」と言われるのが相当嫌だったようで何回も「お前」のところで殴られる!?みたいなシーンがありましたが。

 

いっそ殴ってくれた方が金になったわ、と今は思う。

 

 

 

出ていけ!

お前みたいなクズ、もう散々じゃ!

養育費だけ払え!

 

とにかく今すぐ荷物まとめて出ていけ!

 

この家の賃貸名義人も私や!

 

今すぐ離婚届にサインして印鑑押して出ていけ!

 

 

はよ!はよ書けや!

 

 

 

その場で離婚届書かせました。

 

 

 

離婚届を書いている最中、まだよく状況を理解していない次女は、犬はどうするの?と犬の心配を。

小学生の長女は

「離婚すんの?私ママといるー!!」となぜか嬉しそう。

 

 

翌日、役所に提出しました。

 

夫は新しい新居が決まるまで二週間近く居候した後に出て行きました。

 

 

 

で、離婚したら借金も折半ちゃうの?

とかいろいろみな様聞きたいこともあるかと思います。

 

これまでの夫のやってきた事を見て、こいつがその借金の半分でも、たとえ1万でも1円でも払うと思いますか?

 

私は、毎月◯日に支払い、と決めたところで。

毎月、毎月、振り込まれるんやろか…逃げられるんちゃうか…とヤキモキイライラするくらいならいらんと思ったのですよ。

 

なんせ振り込んでもないのに「振り込んだ」

俺が払っておくと言いながら家賃半年平気で滞納する男ですからねw

私の名義ですから、いつか「なんで俺が払わなあかんの?」て言い出しかねませんし。

 

我ながら、自分はクソの負け犬ですが。

夫よりかは男前、男らしい!

と自己満足できる方が幸せです。

 

 

いつまでもこいつに関わっててもマイナスしかないわと思いましたんでね。

 

 

 

ま、そんなこんなで。

泥沼結婚から3年は二重生活され。

更生したかと思いきや、5年目に破綻。

 

 

元夫よ、今はどこで何をしていますか?

あんだけ払うわ!と豪語していた養育費もたったの1年で止まりましたね♡

 

寝る暇惜しんで働く私に、児相にネグレクトとか虐待とか通報してくれてありがとう♡

お前に言われたくねぇよ♡

 

私がよく行った飲食店で、ない事ない事言いふらしてくれてありがとう♡

 

娘の同級生の親に、私との離婚理由は嫁が借金作って風俗で働いていたとか宣いやがってありがとう♡

 

早く死んでね!

 

子供にはお前、死んだ事になってるから♡

 

それから、今年。

時間ができそうだから、お前を何年かぶりの家庭裁判所に召喚してやっから楽しみに待ってろよ♡

 

元旦那ぁー、見てるー!?

 

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子供達を連れて。

子供達を連れて、夫の会社に凸した。

 

80万の収入があって生活費20万しか渡さない。

何かある、と踏んだ。

 

 

子供達には、パパのお仕事しているところを見に行こう!

と提案し。

 

そして到着。

 

運送会社ならではのたくさん停まったトラックを見て喜ぶ子供達。

 

事務所の方に向かった。

 

 

そこには一台のピカピカの高級車が停まっていた。

 

 

たまたま従業員が通りかかり、私も知った方だったので

 

「この車、誰のん?」

 

と聞いた。

 

 

「え?知らんの?」

 

 

全てを悟った。

 

 

娘達に「帰ろうか」と言った。

娘達もなんとなく私の顔を見て察したか。

 

「なんか美味しいものでも食べに行こうや!」

 

と言った。

 

私は娘達を連れて家に帰った。

 

 

そして、離婚届を書き。

印鑑を押した。

 

後は空白を夫が埋めるだけだ。

 

 

 

決定打。

夕方、夫に「紹介したい人がいるから、夜の仕事が終わったらその人に会って欲しい」そう言われました。

 

仕事関係の人で、どうやらその人に引き抜きの打診をされていたようで。

 

その方が、是非奥様にお会いしたいと仰ったそうで。

 

水商売の仕事を終えて夫に連絡。

 

言われた店に到着した時、夫は泥酔していました。

 

たわいもない話をしている間に夫は寝てしまい。

 

その、引き抜きしたいと仰る社長さんと私の2人での会話。

 

「奥さん、なんで水商売してはんの?」

 

「いや、お恥ずかしい話ですが…

私が会社を辞めてから収入が減りまして…。

二馬力のつもりで借りた家の家賃に車のローン、それに生活費で火の車ですよ。

それで水商売で生活費稼いでますアハハ」

 

「え?生活費の…ために?」

 

「ええ、そうです、お恥ずかしいアハハ」

 

「水商売が好きでやっているんやなくて?」

 

「は?」

 

「いや、こいつからは嫁が昔水商売やっとって、その時の楽しかったんが忘れられへんからまたやりたい言うからしゃーなして聞いてんけど」

 

「は? …はぁ…好きで…ですか…」

 

「で、なんでこいつの稼ぎだけで生活でけはんの?」

 

「いやぁ…そりゃ…ねぇ…なんというか…」

 

「奥さん、こいつが毎月なんぼもろてるか知らんの?十分やっていけるやろ?」

 

「は?」

 

「知らんの?」

 

「いや、月20万しか渡されへん言うて今も20万と私のバイト代で…」

 

「は?20万!?

 

こいつ、今毎月80持って帰っとんで?

うち来るなら、その80に上乗せ10するからうちに来いて説得してるとこやねん。

 

奥さん、力貸してくれへん?」

 

「ははは、はちじゅーまん!?」

 

 

 

80万持って帰って、生活費20万、残りの60万…

 

 

 

死ね。

 

 

私はその社長に

「私、この話は聞かなかった事にしてください。」

と言った。

 

「まずい事言うたかなぁ…」

と、バツの悪そうな顔をする社長さん。

 

「いえ、いい事教えてもらいました。

ありがとうございます。

私がこのは話をした事は、くれぐれも主人には内緒にしておいてくださいね。

 

それからこいつ、置いていきますんで後は宜しくお願い致します。」

 

 

と、深々と礼をしてその場を去った。

 

 

そして翌朝。

 

夫は帰っていなかった。

あのままどこかに連れて行かれ保護されたか、そのまま仕事に行ったかは知らない。

 

私は仕事を休んで、役所に向かい離婚届を取りに行った。

 

 

即バレ。

夫には風俗で働いているのは即バレました。

 

なんでバレたかはどうでも良さげなので省略。

 

周りの本物人妻旦那には内緒勤務の人なんていっぱいいたのに、私は即バレでした。

 

徹底したつもりでしたが、内部からの御通達なのかなんだかわからんないすけど。

なんせ、個人情報保護なんて爆発してしまえとあの時思いました、とだけ書いておきます。

 

まぁ、即バレして。

 

そこ座れ言われました。

 

ヤベェ…とは思いましたがシラを切り通すつもりで臨みましたが、パネル写真から写メ日記の写真まで見せられ。

 

もうどうでもいいやと思って、開き直りました。

 

金が回らん!

借金は増える一方!

金がないから金作りに行った、稼ぎに行った

何が悪いん?

ここまでさせたん誰?

 

言うたら「なんではよ言わへんねん!」と。

 

お前が生活費もっと入れる言うたのに入れへんまま、ここまでさせたん誰やねんと。

 

呆れてものも言えず。

 

その場で店に電話して「旦那にバレました、辞めます」と電話させられました。

 

 

とりあえず、金がない!

借金はここまで膨らんでいる!

 

と明細突きつけて。

 

確かに、そこまで行く前に私も夫に相談すべき事はあったと思います。

でも何回言うても返事だけはイッパシ。

口だけチャンピオン。

 

挙句ガソリンカードは投げられ。

家で晩酌する姿も見ててイライラするから、金もないのによー酒なんか飲んでられるな!?

と言ったら

「俺は仕事して帰って来て自分の小遣いで買った酒すらも文句言われなあかんのか!」とブチギレしてみたり。

 

私の性格上、もうこうなったら面倒で言いたくなくなるんですよね。

 

あー、どうせ。

あー、どうせ。ってなもんで。

 

それなら私がチャッチャと稼いで来たらええやん、くらいのつもりでした。

そりゃあ風俗で働くのは勇気いりましたよ。

けど、子供を守るため、これ以上借財増やしたくなかったため。

 

私は必死で頑張ったつもりでしたが。

 

夫には泣いて、頼むからやめてくれと言われました。

 

 

正直、何こいつ泣いとんねんしかありませんでした。

 

泣いたからって借財減るの?

あなたが稼いで来てくれるの?

 

身の丈にあった生活をと何度言ってもきかないあなたに、これ以上期待などできまい。

 

 

私は辞めますと電話した翌日、普通に店に行きました。

 

店長と話し合いをして、ほとぼりが冷めるまで

ダミー出勤として、実際は出勤していないのにパネルを上げている、パネルを上げるだけ、写メ日記を上げるだけで1日お小遣い程度のお金が入る。

ようは、今後はサクラとして小遣い稼ぎをするという嘘の設定を作り。

 

まぁチョンバレなんですけどねw

 

まぁそれでとりあえず様子を見ようという事に。

 

 

そのまま私は、昼間は風俗店で働き、夜は水商売、時々昼間は小売店という3つのわらじを履いておりました。

 

 

風俗店へいざ面接。

生まれて初めての風俗業界。

 

私は何もわからなかった。

 

こ、講習とかいって怖い人が出てきて酷い事されるんじゃなかろうか…

(AV見過ぎ)

 

 

待ち合わせの場所に到着すると、とてもあたりの良さそうな男性が迎えにきてくれた。

 

初めましての挨拶を交わし、緊張を解きほぐしてくれるかのように優しく接してくれホッとした。

 

雑居ビルの一室に通され、紙を一枚渡されて「必要事項を記入してください」と言われた。

 

書いている間に、担当者が来ます。

 

た、担当者!?

おい、講習いきなりすんの?え?

 

ビビりながら書類に記入する。

今の私なら、当然ながらとりあえず話を聞いて給料だのなんだの納得してから書類を書くが。

あの時は右も左もわからない、そのくせ飛び込みで臨んだ店。

 

よく考えたら、ほんま安易に個人情報書きすぎなw

 

書き終わった後に、私なんかよりうんと若い男性が訪れた。

店長だと言うではないか。

なんこの人ホストみたいやなぁ…胡散臭ぇえええ!と思ったが。

話をしたらそんな胡散臭さもなく、淡々と仕事内容を話された。

 

体験入店します?とスナック感覚で言われ。

 

「その前に、私でも採用していただけるんでしょうか?」

 

と、オドオドしながら聞いた。

 

「大丈夫、心配ないよ。」

 

安心と不安でいっぱいだった。

 

 

借金があるんですねーと言われ。

はい…生活費のためにと思って来ました。

旦那さんは?

し、知りません。バレたら困ります!

あー大丈夫、うちカメラついてるし身バレについては安心して。

パネル写真も加工できるから。

は、はい…。

 

じゃ、こっちにいいかな?

 

と、案内された奥の部屋には

 

ベベベベベベベベベベッド!!!!!

 

 

ちょwwww

まさかここでこの店長のチンコ舐めろとか言われんの!?とワチャワチャしていた。

 

「じゃあ、体験入店とはいえお客様に見ていただくパネル写真を撮影したいので…」

 

あ、あ、しゃ、写真ね!

あ、ハイ…。

 

ごっつい一眼レフでバシャバシャ写真を撮られている間も顔がこわばってキモい顔だったと思う。

元もキモいのにこんなんでほんまに仕事できるんやろか…

お客さんに嫌われたらどないしょ…

 

と、そんな事ばかり考えていた。

 

 

すると、さっき迎えに来てくれたスタッフが

「毒婦さん、早速お仕事入りましたので」

 

「ファッ!?」

 

「大丈夫ですか?体験入店。」

 

「え、あ、あの…え?もう仕事があるんですか?」

 

「12時からです。お客様には業界未経験で今日が初日で初めての接客だと説明してありますので大丈夫ですよ!」

 

な、何が大丈夫なんだ……と焦った。

 

 

撮影が終わり、スタッフから仕事の手順を教わる。

 

メモ帳に書き、タイマーの設定、まずは会話、入浴、プレイ、そしてタイマーが鳴ったら再び入浴して事務所に戻る

 

 

何度も何度もメモ書きを読み返しながら震えながらタバコを吸った。

 

 

毒婦さん、お客様ご来店です。

 

非常階段でカタカタ震えながら吸っていたタバコの火を消して。

 

マウスウォッシュを渡されて、スタッフに「肩の力抜いて〜!まずはうがいしてきてね☆」と、なんとも軽いノリだった。

 

こちとら緊張しすぎてうんこ漏れそうなのに!

 

 

そして私は初めてのお客様に会い、言われた通りの接客をし。

 

仕事を終えて、果てたように事務所に戻った。

 

「毒婦さんどうでしたか?」

 

「あぁ…なんて言うか…思ったより大胆になれるもんなんだなと思いました…」

 

「せやろ?みんなそんな感じやで!

最初は緊張するけど、すぐ慣れるから!」

 

「は、はい!」(糞真面目)

 

「じゃ、また、1本お仕事ついてるから頑張ってね!」

 

Σ(´Д`;) も、もう1本!?

 

 

私はその日、2人の殿方を接客し。

帰宅した。

 

帰宅した後も緊張のドキドキは止まらなかった。

 

旦那が帰ってくる前に化粧落として、服着替えねば!

 

普段着に着替えて、子供を迎えに行き。

 

そこからは何もなかったかのように、過ごした。

 

でも、頭から体験入店とう名の1日と。

財布に突如現れた諭吉に。

私はズルズルと引き込まれていくのであった。