毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

第3回目の調停。

3回目の調停は、夫と共に家庭裁判所へ向かった。 私が調停室に呼ばれ、調停委員にまず言われた言葉は。 「3人での生活をはじめたそうですね」 「今日もご主人と一緒にこちらへ?」 私は返事をしなかった。 答える必要性を感じなかったからだ。 その代わりに…

ゼロスタートという名の

私はもう、何が正しくて、何が不正解なのもわからなかった。 2つの選択肢の中から いや、もっと数ある選択肢の中から 一番正しいものを選ぶ目を持て こんな状況の中、数ある選択肢の中から一番正しいものを選ぶなど。 私には自信などなかった。 だから投げ出…

夫との話し合い。

調停の間、間に何度も夫とは話し合った。 毎回私が怒鳴り散らして、死ね! と言って閉幕する、なんら進展をもたらさないただの夫に罵声を浴びせる友の会、みたいになっていました。 夫はただ、罵声を浴びせられても 「すまんかった」 「やり直して欲しい」 …

第2回調停と言う名の地獄祭2

当時、私に請求された損害賠償の金額は 500万円でした。 それは、 ・離婚届を偽造して勝手に提出 ・不貞行為に対する慰謝料 という内訳であったので、当然1つ目は私は無罪なので支払う必要はない。 ただ、この「不貞行為」の慰謝料だ。 私は独身、バツイチ、…

第2回、調停と言う名の地獄祭

2回目の調停の日がやってきた。 私は言われた通りに源泉徴収票を手に。 疲れ果てたクタクタの女アピールを込めて、もうこれ以上私を傷付けないでアピールも込めて。 スッピン、ダサダサファッションで臨んだ。 もはや、調停委員の言うことすら信用できないほ…

次の調停までの間。

第2回、調停までの間の出来事。 夫は 「もうあの家を出た。 これからは毒婦と娘と3人でゼロからやり直したい。」 お前は先妻との家から放り出されて行くところがねぇだけだろ? 生活費もろくに入れず、バレないことをいい事に3年も放ったらかしにした私と娘…

ちょっとブレイク。

私が家庭裁判所の召喚通知を手にし。 私が3年間、気づかなかったというより疑いもしなかった「元嫁との何もなかったかのような生活」 それは丸っと騙されたー/(^o^)\でいいとして。 元嫁だ。 3年間も気づかないものなのだろうか!? かなりの天然か、かな…

息を吐くように

私は泣き叫び、暴れながらも夫の車に乗せられた。 突っ込まれた、の方が表現的にはいいのかもしれない。 こいつはどこまでも「ええかっこしい」で女にブチ切れされる姿を世に晒したくのだろうなと、押し込まれた車の中でも暴れた。 泣き崩れ「娘に謝れ!」を…

初日、調停終了という名の修羅場

本来、調停というのはだいたい午前の部であればお昼前には終わる。 だが、時計を見た時既に12時半を回っていた。 再度、部屋に呼ばれ。 完全に放心状態の私に調停委員が次回の調停について説明をした。 私が出席する必要があるんですか? と聞いた。 申し立…

本人から聞きたかった事実

調停委員は続けて話していた。 言葉を選びながら、私の様子を伺いながら。 今の今まで、なんの真実も夫から聞かされていなかった私を見る目は、哀れな人を見る目に見えた。 まともに調停委員の目など、見れなかった。 ずっと、遠くに見えた高速道路をぼんや…

調停当日。

私は心身ともに疲れ切っていた。 ただ、娘が不憫で不憫でならなくて。 情けなくて情けなくて泣いた。 毎晩遅くまで知恵袋を漁り。 それらしきアカウントを見つけては死にたくなるほどの見たくもない話を目にし。 ようやく迎えた調停の日の朝。 夫から電話が…

知恵袋漁りはつづく。

先妻は知恵袋を利用している。 電機屋に走り、プリンターを購入。 そこから血眼になって知恵袋を片っ端から 協議離婚無効、浮気、不倫、勝手に などのキーワードで検索しまくった。 「これだ」 と思ったものは片っ端からプリントアウトしていった。 1つのア…

その時実際に見た画面。

たまたま、アホー知恵袋で見つけたこの質問を見て。 最初は一通り読んで「ふむ」 だが、少し考えて… 「ファッ!?」となった。 K ですと? ワイの旧姓のイニシャルやないかい。 何度も何度も読み返す。 時期、質問された日時、タイミング やたらと点と線が繋…

一通の茶封筒

それから私はまた、何かを忘れたい一心で生きた。 離婚に向けての書類もほぼ揃い、あとは弁護士とタッグを組んで調停でめったんめったんにしてやる予定だった。 何度も、娘なら父親という存在を消すことに躊躇したが。 もういてもいなくても同じ、という生活…

久々の面会。

娘が、2歳の誕生日を迎える前。 私は夫に久々に連絡を取った。 誕生日くらい会って祝ってやれや、と。 毎日の奮闘生活の中、正直こいつの存在など殆どなかった。 この面会を最後に、こいつとは離婚しようと思い。 面会前に私は休みの日を作り、弁護士事務所…

娘との2人での生活

新居という名のボロアパートに引っ越し、新しい娘との2人での生活が始まった。 娘は大きな病気もせず、すくすくと育ってくれた。 保育園にも無事入る事ができ、私も昼職に復帰した。 家、保育園、会社、保育園、家 この繰り返しの日々。 日曜日には娘をあち…

処刑2

振り込みの約束期日。 ネットバンキングで何度も残高照会したが、1円も振り込まれることはなかった。 約束期日の翌朝、再度残高照会したが振り込まれていない。 ここで再び怒りの頂点に達し、電話。 「振り込まれてないやんけ!」 「いや、振り込んだ 手元に…

処刑

「仕事が忙しい」 それを理由に帰ってこなくなった夫。 帰って来ない事が当たり前になった生活。 私と娘の2人での生活。 その間、何度も夫に生活費を要求した。 育児休暇中で給付金は出てもさすがに家賃、生活費には満たない。 だが、夫はなぜか給料日が来る…

2人きりの毎日。

床上げまでは水仕事はしてはいけないとか。 産後はゆっくり赤ちゃんのお世話だけに専念するとか、肥立ちがどうのとか。 私にはなんら無縁の話だった。 母乳の出が悪く、当時は母乳育児推奨万歳時代で、粉ミルクを飲ませる事は悪だ!母親の怠慢だ!吸わせりゃ…

さ、地獄のはじまりだよ。

産後の入院生活。 個室がいっぱいで入れず。 4人部屋に入った。 2時間おき、いや、1時間? さっき授乳したのにまた泣き出す娘。 おむつ?暑いのかな?具合が悪いのかな? 何度も熱を測ってみたり、何度も授乳させたり。 乳首が切れて傷になり、乳首を含ませ…

結婚生活スタート、出産

婚姻届も無事に受理され、結婚生活が始まった。 妊娠を知った時期も相当な週数だったために 「あぁ、それで気持ち悪かったのかー」 「だからこんなにケツでかくなったのかー」 「にしても食うもんうめぇなぁ!」 と、妊婦特有の頭がお花畑状態。 恥ずかしげ…

呼び出し。

私は頭が真っ白になったまま、内診室を出た。 病院を出て、すぐ夫に電話した。 「妊娠してた」 「え?」 「で、あんたあれから離婚したん?」 「いや…それが…」 「まぁええわ、とりあえず今夜時間作って」 と言い、その日の夜呼び出し。 「もう中絶するにも…

アレ……?

もう、完全に将来を誓い合った夫とは連絡を絶った。 そして向こうからも連絡がなくなった。 私は一回り上の彼氏とよりを戻し、また優雅な独身ライフを楽しんでいた。 そしてしばらくして、体調が思わしくない日が続いた。 当時「ノロウイルス」なるものが猛…

修羅場ンバ

「なつみ」からの鬼電にアタフタする夫。 「はよ出ろや!」とブチ切れる毒婦。 その電話に出た瞬間、携帯から女の叫び声と罵声が夜の静かな部屋に思いクソ響き渡った。 しばらくその女の怒りの声を聞かされ。 「ハ、ハイ、す、すいません」 と正座して電話し…

お付き合いスタート。

先妻と暮らしていた家は分譲住宅だった。 今は離婚したばかりで、今すぐ嫁に出て行ってと言っても準備や新居探しもあるから、俺は帰るところがない、というので。 当時一人暮らししていた私の家に一時的に転がり込んできた。 いきなりの同棲スタートだった。…

そして、いよいよ…

それからしばらく連絡がなかった。 私からも連絡はしなかった。 この男、今思うと詐欺師なんじゃないかと思うくらいケツの穴が痒くなる行動を平気でやってのける。 ある日、店のドアが開き、その方を見ると夫が立っていた。 ママは笑って「やーん!いらっし…

大事な話

仕事を終えた後、連絡をしたら迎えに来た。 その時あいつはこう言った。 左手の薬指にあった結婚指輪が無くなっていたのにはすぐに気がついた。 「結婚してほしい」 こいつはバカなんだなぁと思い 「あんたアホなん?wwww 不倫とかするつもりもないし、彼氏…

電話でのやり取り。

先にも話した通り、私には一回り年上の彼がいた。 一回りも歳が離れていると私を子供のように扱い、何をしてもニコニコ笑い、◯◯食べたい!のリクエストには快くOKし、大人な雰囲気のバーに連れて行ってくれたり、お恥ずかしい話だが当時その彼が乗っていた車…

翌日。

連絡先交換をした翌日、飯でも食いに行こうと連絡があった。 暇だったから行った。 店は初デートというか、初会食に「にんにく屋」という名のにんにく料理がメインの店をチョイスされた時点でこいつはアホなんかと今なら思える。 あの当時の私はまだまだケツ…

結婚指輪

正直申す。 恵美ちゃんの意中の男はちんちくりんで何がいいのかもさっぱりわからないほどの豆タンクだった。 それが私の視力と判断能力を失わせたか。 一緒にいた男は、「なんか気になる」 言うならば、昭和のビビビだ。 あぁ思い出したら吐きそうになってき…