知恵袋漁りはつづく。
先妻は知恵袋を利用している。
電機屋に走り、プリンターを購入。
そこから血眼になって知恵袋を片っ端から
協議離婚無効、浮気、不倫、勝手に
などのキーワードで検索しまくった。
「これだ」
と思ったものは片っ端からプリントアウトしていった。
1つのアカウントだけではなく、いくつかのアカウントを所持し、「友人の件」などと質問しているものもあった。
一番衝撃的だったのは、私との別居中に先妻が妊娠していた事だ。
生々しく書かれた性生活について、同じアカウントで質問しているのを見て地面に叩きつけられる思いだった。
でも、違うかもしれない…
何度もそう自分に言い聞かせながらも、画面を見ながら悲しいのか怒りなのかわからない感情でただただ泣いた。
夫を呼びつけ、プリントアウトしたものを読ませた。
さすがの夫もこれにはドン引きだったのだろう。
「こんな事、あり得るわけがない!」
と言うが、夫の顔面蒼白っぷりと、だんだんと土色になる顔色。
以前に増してゲッソリ痩せていた事。
それが「これが真実だ」と真実以外の何者でもない、そう確信させた。
本来、私の方から離婚調停をする予定だった弁護士の先生のところへ電話し、相談に行った。
その先生にまで私は
「何!?最初は不倫からのスタートだったの?」
と呆れた顔をされ。
もし、これが事実(勝手に離婚、その日のうちに婚姻届提出)してて、今もなお「俺はやってない、知らない」と言い切る男なの?
と言われ、愕然とした。
調停が始まれば全てが明らかになる。
まずは、申立人がどういった内容であなたを調停にかけたのか、まずは申立書の閲覧請求をかけなさい、と言われた。
裁判所の判断で、申立書の閲覧はできないと言われる場合があるがその可能性が高いとも言われたが、私は家庭裁判所に出向き閲覧申請をした。
見事に却下されたのだ。
このままでは私は犯罪者にされる。
しかも、不倫してただなんて。
不倫なんてしてねぇし!
離婚したって、言ってたし!
婚姻届も出したし!
意味わかんねーよ!!