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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

初日、調停終了という名の修羅場

調停と言う名の地獄の底

本来、調停というのはだいたい午前の部であればお昼前には終わる。

 

だが、時計を見た時既に12時半を回っていた。

 

 

再度、部屋に呼ばれ。

完全に放心状態の私に調停委員が次回の調停について説明をした。

 

 

私が出席する必要があるんですか?

 

と聞いた。

申し立てられた側、としては原則出席してもらう事、私の過ごした3年間について、出会いから結婚までの話も聞かせてもらいたいと言われた。

 

また私は、この机と椅子だけの部屋で。

殺されなきゃならないのか…

と、途方にくれた。

 

もうお前らで勝手にしてくれよ…とも思った。

 

離婚も無効にしてくれて結構。

婚姻取り消し大いに結構。

 

私は今までどおり、娘と2人で暮らしていけばいい。

 

穏やかに、このまま暮らしていきたいと

 

またその時に泣いた。

 

 

調停委員は私に、源泉徴収票を持ってこいと言った。

 

なぜ私の源泉徴収票が必要なのか?と返したところ。

 

 

「あなた、相手が既婚者と知っててお付き合いして、尚且つ妊娠、出産もしましたね?」

 

 

「すいませんけど、言葉を選んでいただけますか?

 

私がいつ不貞行為をしたと仰るのですか。」

 

 

悔しかった。

反論したかったけど、もうその日はそんな気力はなかった。

 

その日の調停を終えて、外に出ようとしたところ。

夫から電話がかかってきた。

 

こいつ、殺されたいのか?と思って電話に出たら。

 

裏口の駐車場にいる、家までおくるよ、だと。

 

 

こいつはバカなのか?

まだ私が何も知らないと思ってるの…か?

 

 

軽快にUターンして、私は裏口の方へ向かった。

殺しても殺しきれない奴が、なんと

満面の笑みで立っていた。

 

そこから思いっきりダッシュして、持っていた鞄でボッコボコに殴りかかった。

 

奇声を上げて、私は泣き叫んだ

 

「娘に謝れぇぇえええええ!」

 

裁判所から人が出てきて取り押さえられた。

 

もう、全ての感情が毛穴全部から出てきて

全身の毛が逆立っていくほど

頭に血が上って

 

本気で人を殺したい、殺してしまいたい

こいつさえいなければ

いなくなれば

 

後にも先にも、人に対してあそこまでの殺意を抱いた事はない

 

 

裁判所の人達に押さえつけられても、それでも尚起き上がって殺してやると涙と鼻水と叫び過ぎて口から唾は出るわで。

 

 

でもここで何をしたところで変わることの無い過去。

 

とにかく情けない気持ちも。

 

殴っても、殺しても、なんら解決にもならない。

 

 

とにかく情けなくて情けなくて。

 

 

娘と2人で暮らす日々

 

離婚調停の準備はしつつも、実際調停になると夫も心を入れ替えてくれるのでは無いかという淡い期待

 

何も知らない娘がよく言う

「うちにはパパがなんでいないの?」

 

地獄の底は今だけだ、そう思って暮らした日々。

 

まさかその先に、まださらなる地獄の底が待っていたとは…

 

 

いろんな事が頭の中をぐるぐるゴリゴリ音を立てて回り。

 

 

夫に抱きかかえられ、その抱えてくる腕を何度も振り払い、泣き叫び。

 

それでも抱きかかえられ。

 

私は夫の車に乗せられた。