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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

第3回目の調停。

調停と言う名の地獄の底

3回目の調停は、夫と共に家庭裁判所へ向かった。

 

私が調停室に呼ばれ、調停委員にまず言われた言葉は。

 

「3人での生活をはじめたそうですね」

 

「今日もご主人と一緒にこちらへ?」

 

 

私は返事をしなかった。

答える必要性を感じなかったからだ。

 

 

その代わりに答えた。

 

私はこれから、生活費と言う名の慰謝料を夫から貰います。

今の夫を法で裁いても一円にもなりませんから。

それは先月、あなた方調停委員も仰いましたよね?

 

私が支払う慰謝料も、父親買収と言う名のお金ですよね。

 

いいですよ、払います。

ただ、あの人の価値を考えた金額しかお支払い致しません。

 

これから死ぬまで夫から貰う生活費を考えたらそっちの方が儲かりますから。

 

 

調停委員は呆れた顔をしていました。

 

 

あの男にして、この女ありき。

 

そんな顔に見えました。

 

 

鬼畜だとか非情だとか、こいつ人間じゃないと思われてもどうでも良かった。

 

 

結婚してから、人間扱いしてくれたのは娘だけですから。

 

私は娘さえ元気で私のそばで笑っていてくれたらそれでいい、調停中も何度も娘の事を思うと感情が込み上げて、娘のそばにいたい、娘には私が絶対必要だとわかっていても。

このまま消えてしまいたいと、何度も何度も思いました。

 

もう、私が消えてしまっても。

消えてしまったとしても、きっとこの世はなんとかなるだろうとか。

 

死んでしまえたら、楽になれる。

でも生きなければ。

死ぬか、生きるか、そればかり考えていた。

 

鬼畜にでもならなければ、正気ではいられなかった。

 

 

500万の慰謝料は100万に値下げされていた。

 

それでも100万ですよ。

 

 

確かに、セックスしました。

妊娠、出産しました。

 

既婚者とは聞かされていませんでした。

私も騙されていました。

 

 

もうそんな反論しても、意味がない。

 

 

100万円なんて貯金、ありませんでした。

自分の収入で家賃、保育園代、生活費、他諸々…何かあった時のためのお金しか置いていまけんでした。

 

その何かあった時のための現金を手放すのが怖くて。

 

 

なんとかもう少し安くはならないかとお願いしましたが。

 

聞いてはもらえませんでした。

 

 

 

私はもう、今までのような平穏な毎日を送りたかった。

ただただ、この調停と言う名の地獄の集会を終わらせたかった。

 

 

その日の調停が終わった後、私は銀行に行き。

 

 

100万円を借りました。

 

 

 

もう、私はただの言いなりのロボットで。

 

感情も何も、なくなったいたように思います。

 

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