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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

第4回目の調停、幕を閉じる。

 

協議離婚無効確認の調停は取り下げられ。

先妻はこのまま、離婚でいいと。

当然、婚姻取り消しの方も取り下げられ。

 

その後の先妻との養育費だのなんだのの話は私は無関係なので知らない。

 

残されたのは、ただ私の慰謝料のみ。

 

調停委員に100万用意したからとっとと調停終わらせてくれ、と先に電話をしておいた。

 

相手も、100万で手を打った。

 

4回目の調停で、調停は幕を閉じた。

 

 

ここで余談だが、調停が閉幕する時の話しを。

 

 

私はこの日が最後だとわかっていたので。

ネットで先に調べたところ、担当裁判官(裁判官は最後にしか登場しませんでした)と、調停委員の前で、今回の調停で決まった事を文書にしたものを読み上げられ、間違いありませんか?と聞かれ、間違いありませんと答えて、署名、捺印、で終了、との事で。

 

別に普段着で行っても問題はないが。

 

私にとっての卒業式、そして新たなスタートという気持ちを込めて。

スーツで行った。

まぁスーツを選んだのはなんとなく、だったのだけど。

 

最後くらいちゃんとするか…みたいな。

 

 

待合室で待機していたら、調停委員に呼ばれ、こちらの部屋に。

 

と案内され、緊張が走った。

 

ドアの向こうに、裁判官らしき人。

調停委員のおっさん。

 

と、その奥に。

 

見たことのない1人の女性が、こじんまりと座っていた。

 

 

先妻だと瞬時にわかった。

 

 

き、気まず過ぎるこのシチュエーション。

 

 

私は先妻の隣に座った。

 

 

今回の調停についての結論、みたいなものを読み上げる裁判官。

 

その文の中には、私が不貞行為を認め、慰謝料を払うというものがあった。

 

 

思わず「は?」と言ってしまった。

 

 

これは後にわかった事なのだが、私は不貞行為を認めた事になっていた。

夫は「現妻は僕が既婚者と知っていて付き合っていた」と言っていたようです。

 

それは後にとある方が訪問されてから判明する事なんですけどね。

 

 

私は、不貞行為など認めていません、その一文やめていただけませんか?

と言った時、隣からすごい視線で、これが視殺かとわかるほどの視線を感じました。

 

調停委員は最終的に私も騙された事は表面上は理解してくれていただけで、実際は「この人が金さえ払えば済む」くらいの事務的な処理でしかありませんでした。

 

裁判官に「静粛に」と言われました。

 

裁判官に静粛に!などと言われる、願ったり叶ったりだわ、今だから笑える。

 

なんや、ここまで来たらもう反論も何も、どうせバックも踏まれんし。

どうだらええわ、と「ハイハイ!ハイ!」と無駄にテンション高くお返事した。

 

 

私は、100万円払いまーす!

という重々しい紙切れに。

 

署名捺印した。

 

 

調停委員が「支払いはどのようにされますか?」と言った。

 

 

今日、今から手渡しで領収切るなり。

振り込みするなり、言われた通りにします。

 

と、机の上に封筒に入った100万を置いたら怒られた。

 

 

払え言うたり、出したら怒ったり。

 

一体何やねんな、家庭裁判所て。

 

 

先妻がカバンから取り出した通帳の番号を控えた。

 

 

もう帰っていいですか?

なんか私が一番悪もんみたいになってんのん気にいらんのに、署名も捺印もした、金も言われた通りに用意した、今この足で銀行行って振り込むわ、帰っていいですかね?

 

 

私は立ち上がった。

 

先妻に向かい、深々と一礼した。

 

 

部屋を出ると、調停委員のおばはんが追いかけて来た。

 

まだ、残りの手続きがあるとやらで。

その、判決文みたいなんを郵送するから地下の売店で切手買ってこいだと。

 

いらねーよwwww

 

とは思いつつも、地下の売店に行く事に。

その時、調停委員が地下の売店まで案内するとついて来た。

 

エレベーターの中で調停委員のおばはんは言った。

 

「その後はどう?ご主人と暮らしているんでしょう?」

 

その質問は調停委員として聞いているのか、ただのおばはんとして聞いているのか?と言ったら

 

「ただのおばはんよ。

あなた、これからもわざわざ苦労の道を選ぶだなんて。

あなた、あのご主人とやっていける?」

 

やっていける?じゃなくて、やって行くんですよ。

生活費と言う名の慰謝料をこれから何年、何十年とかけて取ってやりますから。

 

「そう…頑張ってね。応援してる。」

 

にしても、私を最後まで不貞行為をした尻軽女みたいな言い方されて腹立ちましたわw

 

「まぁでも、これからは娘さんにもお父さんができるんだから、ね?」

 

意味わからんのですけどね、それが理由て。

 

 

私はその地下の売店で切手を購入した。

 

調停委員のおばはんが「ここの食堂、なかなか美味しいのよ。誰でも入れる食堂だから、今度ぜひ来てみて」とか言いやがんの。

 

二度とこんなとこに世話になりたかねーわw

 

「くそ不味しかないでしょ」

 

調停委員のおばはんに聞こえていたか聞こえていなかったかはわならない。

 

判決文の郵送手続きを終え、そのまま銀行に走り、100万円とおさらばした。

 

 

「やっと、やっと終わった…」