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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

一難去ってまた一難

終われば済む問題でもなく

調停も終わり、ようやく静けさを取り戻したかのように見えた日常。

 

 

ボロアパートの隣のおばちゃんとはとても仲良くしていて、お互いにおかず交換なんかするほどの仲だった。

 

そのおばちゃんが「再婚したの?」と聞いてくるので、いやあれはもともとの旦那です。

まぐろ漁から帰ってきましてん、と適当な事を言っておいた。

 

おばちゃんが

 

最近、姉ちゃんとこに昼間に60歳くらいのおばちゃんやなぁ…訪ねて来てる事あんで?

 

ピンポンピンポンやかましいから、姉ちゃんになんか用事か?て聞いてんけど、黙ってどっか行きよったわ。

 

 

はて?

誰やろ?

 

と、思っていた。

 

その後、おばちゃんに「そのおばちゃんがポストの中覗き込んでたで」とも言い出し。

さすがに気持ちが悪くなり警察に相談した。

 

 

それからしばらくして、19時を回った頃だ。

ピンポンが鳴った。

 

夫、娘がご飯を食べた後に2人は遊んでいて、私は片付けをしていた。

 

19時を回ったピンポンに用事はねぇよ、と無視。

 

ネットで何か注文した覚えもないし。

宅急便なら不在票が入ると思い、そのままスルーした。

 

ピンポンは鳴り続ける。

 

玄関の覗き穴から覗くと、そこには60歳くらいのおばちゃんが立っていた。

 

!!!

隣のおばちゃんが言うてた人!?

 

と、思ってビクビクしていた。

夫が「出ないのか?」と聞くので「お前が出ろ」とサインを送り、夫が覗き穴からおばちゃんを確認したら突然奥の部屋に逃げ込んだ。

 

ん?

 

 

夫の母親だった。

 

 

私はそのまま、諦めて帰ってもらうのを待った。

 

 

姿が見えなくなった後夫に

「ほんま逃げ回るん好きやな?

隣のおばちゃんが言うとってん。

最近60歳くらいのおばちゃんがウロウロしとるて。

警察にも言うたけど、あんたのお母さん?

今回の話も結論も話してへんの?

なんの用事?

頼むから今後のケツは自分で拭いてくれへん?」

 

 

と言った。

 

夫は黙ったままである。

 

この人、本当都合悪くなったら黙るに徹する人で。

 

今思い出してもほんまちっさい男だわ、と思う。

 

 

母親は何をしにきたのだ?