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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

風俗店へいざ面接。

離婚への道

生まれて初めての風俗業界。

 

私は何もわからなかった。

 

こ、講習とかいって怖い人が出てきて酷い事されるんじゃなかろうか…

(AV見過ぎ)

 

 

待ち合わせの場所に到着すると、とてもあたりの良さそうな男性が迎えにきてくれた。

 

初めましての挨拶を交わし、緊張を解きほぐしてくれるかのように優しく接してくれホッとした。

 

雑居ビルの一室に通され、紙を一枚渡されて「必要事項を記入してください」と言われた。

 

書いている間に、担当者が来ます。

 

た、担当者!?

おい、講習いきなりすんの?え?

 

ビビりながら書類に記入する。

今の私なら、当然ながらとりあえず話を聞いて給料だのなんだの納得してから書類を書くが。

あの時は右も左もわからない、そのくせ飛び込みで臨んだ店。

 

よく考えたら、ほんま安易に個人情報書きすぎなw

 

書き終わった後に、私なんかよりうんと若い男性が訪れた。

店長だと言うではないか。

なんこの人ホストみたいやなぁ…胡散臭ぇえええ!と思ったが。

話をしたらそんな胡散臭さもなく、淡々と仕事内容を話された。

 

体験入店します?とスナック感覚で言われ。

 

「その前に、私でも採用していただけるんでしょうか?」

 

と、オドオドしながら聞いた。

 

「大丈夫、心配ないよ。」

 

安心と不安でいっぱいだった。

 

 

借金があるんですねーと言われ。

はい…生活費のためにと思って来ました。

旦那さんは?

し、知りません。バレたら困ります!

あー大丈夫、うちカメラついてるし身バレについては安心して。

パネル写真も加工できるから。

は、はい…。

 

じゃ、こっちにいいかな?

 

と、案内された奥の部屋には

 

ベベベベベベベベベベッド!!!!!

 

 

ちょwwww

まさかここでこの店長のチンコ舐めろとか言われんの!?とワチャワチャしていた。

 

「じゃあ、体験入店とはいえお客様に見ていただくパネル写真を撮影したいので…」

 

あ、あ、しゃ、写真ね!

あ、ハイ…。

 

ごっつい一眼レフでバシャバシャ写真を撮られている間も顔がこわばってキモい顔だったと思う。

元もキモいのにこんなんでほんまに仕事できるんやろか…

お客さんに嫌われたらどないしょ…

 

と、そんな事ばかり考えていた。

 

 

すると、さっき迎えに来てくれたスタッフが

「毒婦さん、早速お仕事入りましたので」

 

「ファッ!?」

 

「大丈夫ですか?体験入店。」

 

「え、あ、あの…え?もう仕事があるんですか?」

 

「12時からです。お客様には業界未経験で今日が初日で初めての接客だと説明してありますので大丈夫ですよ!」

 

な、何が大丈夫なんだ……と焦った。

 

 

撮影が終わり、スタッフから仕事の手順を教わる。

 

メモ帳に書き、タイマーの設定、まずは会話、入浴、プレイ、そしてタイマーが鳴ったら再び入浴して事務所に戻る

 

 

何度も何度もメモ書きを読み返しながら震えながらタバコを吸った。

 

 

毒婦さん、お客様ご来店です。

 

非常階段でカタカタ震えながら吸っていたタバコの火を消して。

 

マウスウォッシュを渡されて、スタッフに「肩の力抜いて〜!まずはうがいしてきてね☆」と、なんとも軽いノリだった。

 

こちとら緊張しすぎてうんこ漏れそうなのに!

 

 

そして私は初めてのお客様に会い、言われた通りの接客をし。

 

仕事を終えて、果てたように事務所に戻った。

 

「毒婦さんどうでしたか?」

 

「あぁ…なんて言うか…思ったより大胆になれるもんなんだなと思いました…」

 

「せやろ?みんなそんな感じやで!

最初は緊張するけど、すぐ慣れるから!」

 

「は、はい!」(糞真面目)

 

「じゃ、また、1本お仕事ついてるから頑張ってね!」

 

Σ(´Д`;) も、もう1本!?

 

 

私はその日、2人の殿方を接客し。

帰宅した。

 

帰宅した後も緊張のドキドキは止まらなかった。

 

旦那が帰ってくる前に化粧落として、服着替えねば!

 

普段着に着替えて、子供を迎えに行き。

 

そこからは何もなかったかのように、過ごした。

 

でも、頭から体験入店とう名の1日と。

財布に突如現れた諭吉に。

私はズルズルと引き込まれていくのであった。