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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

決定打。

離婚への道

夕方、夫に「紹介したい人がいるから、夜の仕事が終わったらその人に会って欲しい」そう言われました。

 

仕事関係の人で、どうやらその人に引き抜きの打診をされていたようで。

 

その方が、是非奥様にお会いしたいと仰ったそうで。

 

水商売の仕事を終えて夫に連絡。

 

言われた店に到着した時、夫は泥酔していました。

 

たわいもない話をしている間に夫は寝てしまい。

 

その、引き抜きしたいと仰る社長さんと私の2人での会話。

 

「奥さん、なんで水商売してはんの?」

 

「いや、お恥ずかしい話ですが…

私が会社を辞めてから収入が減りまして…。

二馬力のつもりで借りた家の家賃に車のローン、それに生活費で火の車ですよ。

それで水商売で生活費稼いでますアハハ」

 

「え?生活費の…ために?」

 

「ええ、そうです、お恥ずかしいアハハ」

 

「水商売が好きでやっているんやなくて?」

 

「は?」

 

「いや、こいつからは嫁が昔水商売やっとって、その時の楽しかったんが忘れられへんからまたやりたい言うからしゃーなして聞いてんけど」

 

「は? …はぁ…好きで…ですか…」

 

「で、なんでこいつの稼ぎだけで生活でけはんの?」

 

「いやぁ…そりゃ…ねぇ…なんというか…」

 

「奥さん、こいつが毎月なんぼもろてるか知らんの?十分やっていけるやろ?」

 

「は?」

 

「知らんの?」

 

「いや、月20万しか渡されへん言うて今も20万と私のバイト代で…」

 

「は?20万!?

 

こいつ、今毎月80持って帰っとんで?

うち来るなら、その80に上乗せ10するからうちに来いて説得してるとこやねん。

 

奥さん、力貸してくれへん?」

 

「ははは、はちじゅーまん!?」

 

 

 

80万持って帰って、生活費20万、残りの60万…

 

 

 

死ね。

 

 

私はその社長に

「私、この話は聞かなかった事にしてください。」

と言った。

 

「まずい事言うたかなぁ…」

と、バツの悪そうな顔をする社長さん。

 

「いえ、いい事教えてもらいました。

ありがとうございます。

私がこのは話をした事は、くれぐれも主人には内緒にしておいてくださいね。

 

それからこいつ、置いていきますんで後は宜しくお願い致します。」

 

 

と、深々と礼をしてその場を去った。

 

 

そして翌朝。

 

夫は帰っていなかった。

あのままどこかに連れて行かれ保護されたか、そのまま仕事に行ったかは知らない。

 

私は仕事を休んで、役所に向かい離婚届を取りに行った。

 

 

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