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毒婦、修羅の過去

毒婦の過去。

お付き合いスタート。

先妻と暮らしていた家は分譲住宅だった。

 

今は離婚したばかりで、今すぐ嫁に出て行ってと言っても準備や新居探しもあるから、俺は帰るところがない、というので。

当時一人暮らししていた私の家に一時的に転がり込んできた。

 

いきなりの同棲スタートだった。

 

職業は運送関係。

トラックに乗る人ではなく、よくわからないが配車とかする人で。

ほぼ365日休みがない、朝も早けりゃ(2時出勤とか)帰りも遅い、という激務である事は聞いていた。

 

私が寝ている間に仕事に行き、私が昼職から帰ってきて夕飯を作っていると帰ってくるというパターンだった。

 

ある日、もともといた家はどうするの?と聞いたら「嫁が出て行ったらそこに一緒に暮らすでもいい?」と言われた。

 

よくそんな事ができるな…と思ったが、売りに出してもマイナスが残るし、という事でとりあえず元嫁が出て行くのをしばし私の家で待った。

 

 

そんな、いきなり同棲の生活1ヶ月くらい経った頃…

 

夜中に携帯のバイブがブンブン鳴っている音と振動で目が覚めた。

 

携帯がどこにあるのか暗くてわからない。

夫はいびきをかいて寝ていた。

 

暗闇に携帯の光が見えた。

夫の枕の下、だった。

 

抜き出して、画面を見る。

 

「なつみ」

 

おい、なつみて誰や。

なつみって誰や、オイ。

 

オイ!ゴルァ!おま起きろや!

 

「なつみって誰やねん!!!」

 

と携帯で頭を殴ったら飛び起きた。

 

そして、携帯に浮かび上がる「なつみ」の文字に確実に怯えているのがわかる。

 

すぐに察した。

 

 

元嫁やろが、と。